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学修デザイナー協会の活動について

私たちは特定非営利活動法人KNOWSとして、2013年から子供たちの未来に橋をかけるというコンセプトで活動を続け、多くの皆様から活動の趣旨へのご賛同をいただいてきました。しかし一方で、団体の名称だけでは何をやっているのか、どんなグループなのか分かりにくいというご意見もいただきました。
 
例えて言えば、「この指とまれ」と世の中に発信しても、手のひらを開いて5本の指を出しているか、あるいはげんこつを握りしめて拳を振りあげているようで、ほかの人から見ればどの指につかまっていいのかわからないという状況が続いていました。
 
そこで、私たちは元号が平成から令和に変わったこの年から、団体の名称をNPO法人学修デザイナー協会として、誰もが夢中になれる学びをつくるための活動を進めていくことにしました。
 
学修デザインという言葉だけを聞くと、学校の授業に関係することだけかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかしそうではありません。

例えば部活動や社会スポーツの指導においても、学修デザインの考え方を取り入れることにより、一人ひとりが楽しみながらのびのびと力を伸ばすことが可能になります。それはまた部活動やスポーツ指導の現場での体罰の防止にも大いに役立つことでしょう。

あるいは企業における社員研修の在り方も見直すことが可能になります。新入社員を育てるという名目でのパワーハラスメントが無くなるかもしれません。

さらにスクールなどの、学び方に特別な配慮を要する子供たちの指導にも役立ちます。

将来学修デザインの考え方が広がるにつれて、福祉の世界でも、例えば高齢者の認知症予防トレーニングにも役立つのではないかと考えています。
 
このように、一人一人を大切にして誰もが夢中になれる学びを作る学修デザインは、単に学校教育が変わるだけではなく、社会の様々な分野での学び方を変える技法であり理念であると考えております。
 
これまで数十年もの間学校教育は、ビジネスの先駆的な手法を取り入れることによって、学校を変えようとしてきました。PDCAサイクル、成果主義、教員評価など、多くの手法がその効果をまことしやかにうたわれ、現場に取り入れられてきました。その結果は、教員の事務処理の負担増を招き、子供たちの不登校やいじめなどは一向に減る様子はありません。
 
私は、ビジネスの手法を用いて学校を変えるという時代は、もう終わったのではないかと考えております。これからは教育の手法を用いて、ビジネスを変えるという時代になりつつあるのではないかと感じているのです。
 
一例を上げれば、最近話題になっているティール組織などはその良い例ではないかと思います。上意下達の意思決定よりも、一人一人が尊重される有機的な組織のあり方は、実は学級経営という、学校の先生たちが何十年も積み重ねてきた、教育の基本的な考え方からすれば、至極当たり前のことであります。
 
学修デザインが提唱する、一人一人を大切にして、「誰もが夢中になれる学びをつくる」活動は子供たちばかりでなく、大人たちの、また特別な支援を必要とする人達の未来に橋をかける活動であります。

 

NPO法人学修デザイナー協会 理事長 村田孝二


 学修デザイナー協会は、創造性を高める教育のその先、マインドを育てる教育を目指して、子どもたちの未来にドアを開けることにしました。
 2011年12月に、本協会の前身である「KNOWS」は、「子供たちの未来に橋をかける」というコンセプトのもと、マインドマップなどのスキルを活用して楽しい学び方を工夫していた教員とビジネスパーソンにより結成されました。2013年12月6日に特定非営利活動法人KNOWSとして、東京都の認可を受けました。
 「KNOWS」結成から7年が経ち、あらたに「誰もが夢中になれる学びの場をつくる」という具体的な目標のもとに、2018年12月11日付で「NPO法人学修デザイナー協会」と名称変更の認証を受け、21世紀の教育を創造する意思を明確にしました。
 現在、文科省が示した「主体的、対話的で、深い学び」を具体的に実践するための「学修デザインシート」の普及から始めて、学修デザインの考え方を広く紹介する活動に取り組んでいます。
 そのために、将来「学修デザイナー」養成講座などを立ち上げ、21世紀の教育界やビジネス界に、新しい画期的な学修のシステムを創ることに貢献したいと願っています。

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