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72号 ドイツで気づいたこと(8)~石畳~

[ KNOWS Now! ]72号 ドイツで気づいたこと(8)~石畳~


 投稿日:2020年4月10日(金)
作成者:学修デザイナー協会: KNOWS Now!
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  誰もが夢中になれる学びをつくる

 「緊急事態宣言」が7都府県に発令されました。8日付け新聞1面の見出しの大きさに、状況の重大性をあらためて認識しました。

 新年度が始まりましたが、新入生や新社会人には辛いスタートになりました。日常生活では、出勤や登校はもちろん店舗の営業やイベントなども自粛や制約を要請されています。そんな中でも多くの情報を賢く選択して、新型コロナウィルスを一刻も早く収束させる力になりたいものです。

さて今号は、ドイツで気づいたこと(8)~石畳~を掲載します。


 ━━━━ 目 次 ━━━━

1ドイツで気づいたこと(8)~石畳~
2 ~言の葉スクランブル~
        「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」ってなに?
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1ドイツで気づいたこと(8)~石畳~


「使い捨てのスリッパかサンダルを用意して行きなさい。」


ホテルの部屋の中やホームステイのお宅で、靴を履いたままではくつろげないので、帰りには捨てられるようなスリッパかサンダルを用意した方が良いというアドバイスでした。


ホストファミリーの家に着いた初日、15歳の長女と12歳の三男、8歳の末娘が出迎えてくれました。玄関には家族の靴が揃えて置いてあったので、私もそこで靴を脱ぎ、サンダルに履き替え、ドイツの人はどんなスリッパを履いているのかと目をやると、みんな裸足です。


昨年に続き今年(2019年)も7月のヨーロッパは記録的な熱波に襲われ、私たちが到着する1週間前までドイツでも35℃を超える日が続いていたので、家の中では裸足で過ごしていたのです。


ところが、そこに17歳の二男が帰ってきました。彼は、靴を履き替えずにそのまま家の中を歩き回っています。やがて19歳の長男も帰ってきて、やはり靴を履き替えません。私と家族それぞれが裸足とサンダルと靴で歩き回っています。


ドイツの地方都市では石畳の道路が多く見られます。特に歩道は、ほとんど石畳です。そのせいか、靴があまり汚れません。靴が汚れないので、家の中では裸足でいるところにそのまま土足で入ってきても、気にならないようなのです。(さすがに、公園は土と芝生になっています。)


ちなみに犬の糞については、歩道のあちこちに黄色いポストのようなものがあって、それが犬の糞を捨てるダストボックスになっています。


フランクフルトやベルリンなど、都会の車道はアスファルト舗装ですが、私が滞在したリッヒや観光都市のマールブルク、ハイデルベルクなどは車道も石畳のところが多く見られました。石畳の道路は、ヨーロッパの観光都市ではよく見られる光景ですね。石畳の車道は滑りやすいので、制限速度を大きく超える車もほとんどいません。


ヨーロッパにおける石畳の道路の歴史は古く、「すべての道はローマに通ず」という言葉があるように、ローマ軍の騎馬戦車や荷馬車が通るためにすでに整備されています。ヨーロッパでは平地や丘陵地帯を掘り起こして都市を造ったので、出てきた岩石の使い道として石畳の道路や石造りの建物が造られます。さらに、18世紀の産業革命によって、急速な物資輸送の増加のための丈夫な道路の整備が進められました。


観光都市では歴史的な景観を保持するために、石畳の道路をそのまま残しているところが多くあります。維持費が大変だろうと思っていたら、アスファルト舗装の寿命は10年、コンクリート舗装は20年と言われますが、石畳の道路は数十年は持つようです。

石畳の道路は、意外とエコだったのですね。

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 2 ~言の葉スクランブル~


         「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」ってなに?


 小学校1年生の国語の教科書の裏表紙で「カラーユニバーサルデザインに関する校閲」という文字を見つけました。多様な色覚(色の見え方)に配慮して情報がなるべくすべての人に正確に伝わるように、色遣いをした文字やデザインにすることがカラーユニバーサルデザインです。


文科省が「色覚に関する指導資料」を出したのが2003年。この冊子の中に「黒板上に赤・緑・青・茶色などの暗い色のチョークは避けるように・・」との記述がありました。学校では、板書や、配布プリント、テスト問題などにも色遣いやフォントや文字サイズの配慮がされています。


いま自宅学習でオンライン授業などが行われている学校もあると聞きますが、この時にもぜひCUDを意識した資料づくりを忘れないでほしいと思います。色弱者の割合は、日本人の男性の20人に1人、女性は500人に1人と言われています。                                


「東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン」は、下記のURLからご覧になれます。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/kiban/machizukuri/kanren/color.html

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 [KNOWSなう] 第72号は、いかがでしたか?第73号は4月下旬の配信を予定しています。
 
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