メールマガジン

60号【ドイツで気づいたこと】

 [投稿日:2019年10月8日(火)
作成者:学修デザイナー協会: KNOWS Now!
[ KNOWS Now!(学修デザイナー協会メルマガ)]
誰もが夢中になれる学びをつくる
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 3年半前に、更地になった国立競技場の跡地を写真に撮っていました。そして、「どんな競技場ができるのだろうか?」と知人と話をしていました。
 
東京では、来年のオリンピック・パラリンピックの準備のために至るところで工事をしています。事務局からほど近い原宿駅でも新駅舎の工事が行われています。
 
趣あるイギリス風の今の駅舎は、都内最古の木造建築だそうです。来年はどうなっているのだろうか?街並みの変化をしっかり記憶と記録に留めておこうと思いました。
 
さて今号の内容です。村田理事長は、この夏ドイツに17日間滞在してきました。滞在中に見たり聞いたりして、感じたことをまとめてくれましたので掲載します。


◇◆◇◆ 目 次 ◇◆◇◆

1 ドイツで気づいたこと(1) 村田孝二
2 「一生は短いんですもの、やりたくないことに時間を費やすなんてもったいないわ。」

「思うとおりに歩めばいいのよ~ターシャ・テューダーの言葉~」からの一節

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 1 ドイツで気づいたこと(1)
7月末から18日間の日程で、第46回日独スポーツ少年団同時交流の引率指導者の一人として、ドイツに行ってきました。
 
各県から応募して選ばれた16歳から26歳までの団員78名と引率指導者11名が、11のグループに分かれてドイツの各州でホームステイをしながら、スポーツや文化の交流をするという事業です。同じ時期にドイツの若者たちが日本に来ます。
 
茨城と埼玉から応募した高校生から大学生計8名と私は、ヘッセン州にあるLichという市で12日間を過ごしました。Licher Bier というドイツではちょっと有名なビール醸造所がある街です。一人ひとりが別々のホームステイ先にお世話になり、そこのファミリーとの交流を深めることで、普段着のドイツに触れることができました。
その中で、「へぇ、そうなんだ」と気づくことがいくつもありました。そのひとつ、
 
ドイツの子供たちは質問をするときにまっすぐ手を挙げません。
それは「ハイル、ヒトラー」を連想するので禁止されているのです。
 
学校の授業だけでなく、スポーツクラブの活動でも、指導者が説明をした後は必ず「質問は?」と尋ねます。すると、質問や意見がある子どもは、人差し指を立て、肘を軽く曲げて挙手をします。
面白いですね。日本ではまっすぐ手を挙げるように言われていますね。
 
挙手をする子がいる限り、指導者はその子の顔を見て、最後まで話を聞きます。このやりとりが行われている間は、発言する子の声が皆に聞こえるように(たとえ恥ずかしそうに話す子がいても)、他の子も静かにしています。
 
子どもの質問や意見を聞いた指導者は、分かりやすい言葉を選びながらコメントを返してあげます。多数の意見に流されないように、一人ひとりの考え方を尊重しようとしているのだと感じられました。
 
これらの話し合いのやり方は、学校では低学年から高学年まで(日本でいう小学生から高校生まで)、そして地域のスポーツクラブでも同じです。同じ雰囲気の中で、子供たちは質問や意見を言えるような環境のもとで育っていきます。
 
・まっすぐ手を挙げない。
・指導者は、一人ひとりの意見や質問を最後まで聞く。
・指導者は、話し合いが劇場型に流されないようにする。
 
ドイツという国はこんなところでも、ヒトラーの亡霊から子供たちを守ろうとしているのですね。
 
Tschuss ! (チュウス:バイバイ、またね)

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇

2 「一生は短いんですもの、やりたくないことに時間を費やすなんてもったいないわ。」                  

ターシャ・テューダー著「思うとおりに歩めばいいのよ~ターシャ・テューダーの言葉~」からの一節
誰もが「やりたくないことに」時間は費やしたくないと思っているに違いない。しかし、現実には「やらなければならないこと」があり、多くの時間を費やしている。
 
なぜ「やりたくないのか」を深く考えると、いろいろな理由が出てくるかもしれない。そこから自分が「進むべき道」や「本当にやりたいこと」が見えてくるのかもしれない。
 
言葉尻を捉えて、やり過ごすことは簡単だが、自分事として時折思い出してみる価値のある言葉だと思います。
 
ターシャ・テューダー氏は、1915年アメリカはボストンの生まれ。絵本作家、園芸家。晩年は、バーモント州の山奥で一人暮らしをはじめ、作庭が評判になる。2008年、92歳で死去。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 [KNOWSなう] 第60号は、いかがでしたか?第61号は10月下旬の配信を予定しています。

御感想、お問い合わせは
■□ NPO法人 学修デザイナー協会 □■
http://www.learning-designer.org
までお寄せください

▼ Facebook グループ「 KNOWS サロン」もあります。
https://www.facebook.com/groups/KNOWSjapan/

◆新しいメールアドレスを登録したい場合は下記のURLからお願いします。
https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=npo_lda&task=regist

◆購読の解除は下記のURLからお願いします。
https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=npo_lda&task=cancel

NPO法人学修デザイナー協会
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4丁目11番13号バルビゾン30
TEL:050-5876-6994/ FAX:050-3737-9274