2017年11月の記事一覧
[ KNOWS Now! ] 25号
【 KNOWS なう~ KNOWS の中には今 (NOW) がある~】
特定非営利法人 KNOWS の子供たちの未来に橋を架けるメルマガ
みなさま、こんにちは!
今年も残すところ一ヶ月になりました。街に出ると、何か気ぜわしい感じがします。年賀ハガキ発売の文字やクリスマスの飾りつけの赤や緑の色彩が心を浮き立たせているのかもしれません。
気が早いとぼやくのは簡単ですが、確かに本格的な冬の寒さもクリスマスも正月もやってきます。年賀状の準備やプレゼントの品物を考えるのを億劫がらずに、楽しむ気持ちにかえたいものです。
一年を締めくくる12月になります。あれこれと仕事や家事や勉強があると思います。寒さに向かう時期でもあり、体調管理をしっかりして、年末を乗り越えていきたいです。
さて今号は、10月28日に実施した「学修デザイン」研修会の報告です。
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Ⅰ 「学修デザイン研究会」について
Ⅱ 「結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。・・・」
養老孟司著「バカの壁」からの言葉
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Ⅰ「学修デザイン研究会」について
10月28日(土)に、渋谷のアクションセンターにおいて「KNOWS学修デザイン研究会」を開催いたしました。これまでにも全国大会などで学修デザインの考え方をご紹介してきましたが、詳細を知りたいというご意見を受けて、より具体的なイメージをお伝えすることになりました。およそ3時間で、学修デザインの定義である 1:学修の流れ 2:教師のファシリテーションの方法 3:環境 をどのようにデザインしていくかについて、 What's my color ? ; Speak and Listen ; Gallery Walk などのアクティビティ(ワーク)をとおして体験的に理解していただきました。
参加した5名の方からのフィードバックをもとに、これから各地区でKNOWS学修デザイン研究会を開催し、皆さんとご一緒にさらに分かりやすい、楽しい、多くの気付きが得られるワークショップとなるように磨き上げていく予定です。お近くで開催されるときは、是非気軽にご参加下さい。
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Ⅱ 「結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ。」
この言葉は、養老孟司の著書「バカの壁」のまえがきに書いてあります。「バカの壁」は、養老孟司の話を出版社の編集部の人が文章化したものです。そのため、全文が語り口調で読みやすくなっています。
「自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。ここに壁が存在しています。これも一種の『バカの壁』です。」(前掲書)
ではどうしたら、その「壁」を打ち破ることができるのでしょうか?
井上陽水に「夢の中へ」という歌があります。その歌詞の中に「探し物はなんですか。みつけにくいものですか・・・。」というフレーズがあり、後半では「探すのをやめたとき、見つかることがよくある話で・・・」と唄っています。
「知りたい」とか「見つけたい」と、欲して意識することが「壁」を破る一つの方法かもしれません。一度意識すれば、そのことを忘れても「知りたい」「見つけたい」は無意識の領域に入ります。
そして、ひょっとした機会に「知りたかった」ことや「見つけたかった」ものを手にすることが・・。そんな経験はありませんか?
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[KNOWSなう]第25号はいかがでしたか?
26号の発行予定は12月上旬となります。
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[ KNOWS Now! ] 24号
【 KNOWS なう~ KNOWS の中には今 (NOW) がある~】
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みなさま、こんにちは!
「立冬」が過ぎました。二十四節気では、この日から冬に入ると記されています。地域によっては、すでに初雪が降ったところもあるようです。
20号を超える台風がこの列島に襲来し、例年より気象情報を頻繁に念入りに見ていたような気がします。
植物や果実だけでなく、すべての生き物は自然環境の中で生育し、私たちに多くの恵みをもたらせてくれます。
ただ、雨や風や気温の変化などによって、時にその「恵み」の収穫は大きく変動してしまいます。柿やリンゴや梨は?サンマやイカは?
目の前の「恵み」に感謝して、いただこうと思っています。
さて今号は、「KNOWS関東」の勉強会についてお伝えします。「香り」がテーマでした。
◆◆◆◆目 次━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆◆
Ⅰ 「KNOWS関東」の勉強会について
Ⅱ 「証明などいらない。あなたの可能性は・・・。」
ハーバード大学東アジア学部レクチャラー 北川智子のメッセージ
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Ⅰ「KNOWS関東」の勉強会について
10月29日にKNOWS関東の勉強会を行いました。今回のテーマはペリフェラル(周辺環境)第1弾、「香り」です。
まずアイスブレイク「What’s my aloma ?」からスタート。各参加者が今の気分に合わせてエッセンシャルオイルを選び、自分の名前と選んだオイルのイメージを話します。それを聞いたほかの参加者がその香りを嗅いで、香りから想像するその方のイメージをシェアしました。
続いて、ペリフェラルについてと脳と香りの関係についての話。五感の中で臭覚だけが唯一、大脳辺縁系に直結しています。そのためダイレクトに脳に伝わり、その時の感情や気分に作用して、そのまま記憶します。
そのことを踏まえ、実際にエッセンシャルオイルについての話をしました。そして、アロマオイルの種類やその効果について学習しました。
今回の勉強会では、学習促進とメンタルケアの観点で、基本的なシングルオイルを中心に紹介しました。学習促進としては、レモンやペパーミント、ローズマリーなどが、メンタルケアとしては、ラベンダーやフランキンセンス、サンダルウッドなどがよく用いられています。
それぞれの香りを嗅いで確認しながら学んだので、オイルの説明も感覚器を刺激して学習できたのではないでしょうか。
最後に、自分が活用するためアロマスプレーを作りました。学んだエッセンシャルオイルの知識をもとに、それぞれこれから必要な香りのスプレーを制作しました。
参加者の皆さんがとても意欲的で、振り返りでも満足度の高い勉強会となりました。
部屋中が香りに包まれ、香りに癒された勉強会。次回は、ペリフェラルや音楽などの勉強会を予定しています。興味がある方は、ぜひご参加ください。
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Ⅱ 「証明などいらない。あなたの可能性は無限大。」
上記のメッセージは、北川智子が2012年5月、ハーバード大学の卒業アルバムの冒頭に掲げた卒業生へのメッセージです。英文には、無限大「∞」の記号が記されています。
No proof needed; your possibilities are ∞.
ハーバード大学東アジア学部レクチャラー 北川智子は、1980年福岡県生まれ。著書「ハーバード白熱日本史教室」には、高校でも大学でも理系の学生だった著者が、ハーバード大学で日本史の先生になるまでのことが書かれています。
男社会の「ザ・サムライ」で語られてきた日本史は、「半分史」だと考え、Lady samuraiについて研究し、日本史を書き換えようと試みます。
「史実」も光の当て方によって隠れていた「事実」が浮かび上がり、確かに「歴史」の見方を変えることを促されます。
アクティブラーニングを取り入れた教授法を実践する著者は、意欲的に学習する学生たちとともに成長していきます。著者のエネルギッシュな言動に静かな感動を覚えました。
そして、「『やってみるか!』に年齢なし」という、今朝の新聞の見出しに目がとまりました。
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[KNOWSなう]第24号はいかがでしたか?
25号の発行予定は11月下旬となります。
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